享保2年(1717)創業の小原酒造は、昔から高品質の清酒が造られてきた会津喜多方で、293年わたりこだわりの日本酒を造り続けてきました。平成元年より全て特定名称酒になりました。
篤農家との契約により栽培された酒造好適米を使用し、洗米はザルを用いて手で洗い、蒸米は和釜と甑(こしき)を使用しております。
一升盛りの麹蓋で製麹し、ひとつひとつの工程を、手作業で行うことで、酒造りに対する情熱の結晶が生み出されるのです。
酵母は、協会9号の味と香りにこだわっています。
商品管理にもこだわっています。
マイナス20度まで品温を管理できるサーマルタンクで清酒を貯蔵しています。
評判の銘柄が、「蔵粋」と書いて“くらしっく"と読みます。
銘柄の由来は、もろみのときに、クラシック音楽を聴かせて発酵させたことからつけられました。当初、いろいろなジャンルの音楽を試して聴かせてみたところクラシック音楽、特にモーツァルトを聴かせた酒が、味がまろやかになり、一段とおいしくなりました。
日本酒に音楽を聴かせると、酵母の発酵が活発化し、フルーツ香が強くなる高泡の状態が長くなり、加えて音楽のマスキング効果により酵母の死滅率が低下するため、雑味が少ないという効果があるのです。
クラシックと日本酒の、不思議な組み合わせから生まれる、“うまさのハーモニー"をお楽しみ下さい。